みんなが大好きな、うれしい楽しいクリスマス。12月24日は、サンタクロースが一番忙しい日ですね。そのあとはサンタさんは過ごしているのでしょう? 『サンタクロースの冬やすみ』(いながきみはる 訳)は、フィンランドで長く愛されるマウリ・クンナスによる絵本。ロングセラー『サンタクロースと小人たち』に登場する小人たちとサンタさんの13日間の冬休みを、日ごとに追いかけます。
の冬休みを、1日ずつ紹介!
12月24日のクリスマスイブの日、世界じゅうの子どもたちにプレゼントを届けた、サンタクロースと小人たち。仕事を終えて帰るのは、フィンランドのコルバトントリという山のふもとにある、ひみつのサンタ村です。
ゆっくり体を休めたら……いよいよ、サンタ村の冬休みのはじまりです!
クリスマス当日の朝、サンタクロースと小人たちは、みんなでホールに集まります。小さなプレゼントをもらえます。
そのあとは、みんなそれぞれ自分の部屋にもどり、のんびりと時を過ごします。マッテウスは一番年寄りのタータは、子どもたちに昔ばなしをします。仕事が趣味のアルトリは、することがなくて落ち着かないみたい! 本が大好きなサンタクロースは、居眠りしながら読書をします。
翌日からも、楽しみはいっぱい!
12月26日:馬のそりにのる日
年寄りの馬、リストのそりに乗ってお出かけ。夜はダンスパーティが開かれます!
12月27日:劇をみる日
プレゼントを配り終えてからっぽになった、サンタ村の巨大なおもちゃ倉庫で、サンタ劇団が劇を披露します。もちろん、主役はサンタクロース!
12月28日:いたずらの日
どんなにふざけたことをしてもしかられない、子どもたちにとって最高の日です。大人たちにいたずらをしかけたり、遊んでもらったり。
ゲームはたいてい、サンタクロースの負け。でも、その理由を知っているのは、奥さんだけです。「サンタは、子どもたちにかたせたいのよ」ですって!
こんなふうに、冬休み最終日の1月6日まで、サンタ村の冬休みを追いかけます。毎日楽しいことがいっぱいで、ンタ村に行ってみたくなります。
年明けの1月3日は、町へいく日! サンタクロースと小人たちは、みんなサングラスをかけて変装しますが……町の人々は年に一度のこの日を知っているので、サンタさんたちを見てもあわてないみたいです。
ロングセラー『サンタクロースと小人たち』とあわせて。絵を眺めるのも楽しい、マウリ・クンナスの絵本
この本を手がけたマウリ・クンナスは、フィンランド生まれの絵本作家。代表作の絵本『サンタクロースと小人たち』(原書:1981年初版)は、26の言語に訳され、世界中の子どもたちに愛されています
クンナスの絵本の特徴のひとつである、細かく描きこまれた絵は、絵をよく眺めてみると、新たな発見があるかもしれません。
がじっくり見られる一冊。今年のクリスマスや冬休みに、ぜひお手にとってみてくださいね。