2月になり、バレンタインデーが近づいてきました。自分へのごほうびや大切な人へのプレゼントとして、チョコレートを買ったり作ったりする方も多いですね。
そんなバレンタインに、チョコと合わせて絵本を贈るのはいかがでしょうか? きょうはプレゼントにぴったりの4冊の絵本をご紹介します。
1 『はらぺこあおむし』の作者エリック・カールが描く、大好きなあの子に会いにいく物語『いちばんのなかよしさん』
エリック・カール 作/アーサー・ビナード 訳
「いち いち いちばん」のなかよしさんが遠くへ行ってしまい、ひとりぼっちになってしまったぼく。なかよしさんとの再会をめざし、冒険に出ます。
川を泳いで渡り、星空の下で眠り、山や草原をこえて、森をとおりぬけ……やっと会えたふたり。一緒にあそんで、おどって、おしゃべりをして楽しみます。最後には、すてきな結末が待っていますよ!
どのページも色あざやかで、めくるたびに大切な人に会いにいくワクワクが高まっていく、幸せな気持ちになる一冊です。
2 「あのこが すき だって だって、そうなんだもん!」子どもたちの「愛」と「友情」についての言葉をまとめた詩の絵本。『ぼくはきみで きみはぼく』
ルース・クラウス 文/モーリス・センダック 絵/江國香織 訳
大好きな友だち、いとしいぬいぐるみなど、大切なものについての子どもたちの言葉をまとめた、アメリカのロングセラー絵本。ページじゅうにさまざまな言葉が散りばめられ、ぺちゃくちゃと子どもたちのおしゃべりが聞こえてきそうです。
センダックの細かくてかわいらしい絵は必見! 江國香織さんの軽やかな訳とぴったり調和し、何度も開きたくなります。
3 毎日の感謝の気持ちを、絵本にのせて。『ありがとうのえほん』
フランソワーズ 作/なかがわちひろ 訳
「にこにこ おひさま ありがとう」「ありがとう きれいな おはな」「そばに いてくれる ねこ ありがとう」……生活にとけこむさまざまなものに「ありがとう」を伝えます。フランソワーズのあたたかな絵に、心がぽかぽか。相手への「ありがとう」も込めて贈りたい一冊です。
4 ひとりでも楽しいことはたくさんある。でも、だれかと一緒ならもっと……『いっしょなら もっといい』
ルイス・スロボドキン 作/木坂 涼 訳
ひとりでも遊ぶのは楽しいけれど、ふたりならもっといい! 手紙のやりとりができるし、でこぼこみちでも荷物を運べるし、ボートはうんと遠くまでこげるよ。3人、4人、もっと増えれば、手と手をとって、もっと楽しくなる!
だれかと一緒に過ごすことの楽しさを伝える絵本です。スロボドキンが描く淡い色合いの絵が、心をあたためてくれます。
いかがでしょうか? どれも、の愛情が描かれたやさしい絵本です。ぜひ、と合わせて大切な人に贈ってみてくださいね。