今週は、はたらくおかあさんが登場するおやすみ絵本、酒井駒子さんの『よるくま』をご紹介します。忙しいなかでも、お子さんを大切に思っていること、絵本を通して伝えてみませんか。
おかあさんをさがして、夜の街へ!
夜、おかあさんが、男の子の部屋をのぞきにいくと、男の子がきのうの夜のできごとを教えてくれました。
「あのね きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。」
その子は、こぐまの「よるくま」。めがさめたら、おかあさんがいなくて、探しに来たのだそうです。男の子はよるくまをつれて、夜の街へいっしょにおかあさんを探しにでかけます。あちこち探しても見つからず、よるくまがとうとう真っ黒な涙を流しはじめたとき、流れ星が!
それはおかあさんの釣竿の先についた星でした。おかあさんはよるくまのために、お魚を釣ってお仕事をしていたのです。
おかあさんの、愛情たっぷりのぬくもりにつつまれる絵本
一度図書館からお借りして以来、息子も私も大好きになりました。返却した日の夜には、大泣きしてしまった程です。バレンタインデーのプレゼントにさせていただきました。男の子とお母さんが出てくるので私がねかしつけるときはいつも「よるくま!」です。
会社の後輩のお子さま(4歳・2歳)へクリスマスプレゼントとしてお渡ししました。働いているお母さんの頑張っている姿を知っていますので、書店でみて、いい本だと思いました。そして、大変に喜ばれました。
友人の紹介で知りました。今、私から離れない「あとおい」のピークのときで、ママをさがすお話が息子にぴったりです。「おなじだね」と言うと、照れくさそうにニンマリしています。
電気を消して眠ることを大泣きして嫌がる息子に夜(真っ暗)の世界が素敵なことを教えたくて読み聞かせをしたら大ハマリ。毎晩最低3回は「読んで、もう1回」とリピートしています。まだ消灯は怖くてギュッと目をつぶって電気をつけたまま寝入りますが、泣かなくなりました。『よるくま』の影響大です。