「食べ物と人」をテーマに創作をされている夫婦イラストユニット、はらぺこめがねさんの新作は「食堂」が舞台! 最後に意外などんでん返しも待ち受けている、ゆかいな絵本です。本作について、はらぺこめがねの原田しんやさんにお話を伺いました。
偕成社では初めての絵本、お待ちしていました! 今回の企画はどのようにはじまりましたか?
自分たちが大衆的な食堂が大好きというところから始まりました。初めは食堂そのものというより、定食にスポットを当てて企画を考えていたのですが、担当さんに提案して進めていくなかで、食堂そのものを描きたくなりました。
帯の「たまらん はらへったぁ。」のセリフの主でもある、語り手はいったいだれ?という、ちょっとした謎につつまれていて、おもしろい構成ですね!
ありがとうございます。ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、僕たちらしい構成でありつつも、また新しい表現ができて、自分たちもわくわくしました。みなさんにも「そうきたか!」と楽しんでもらえると思います。

実際に食堂にも取材にいかれたとか。取材での発見やエピソードなどがあればおきかせください。
近所のよく通ってる食堂を合わせると、ほぼ10か所くらい回ったのかな。どのお店も雰囲気ふくめて最高! 魚が得意な店だったり、生姜焼きが自慢のお店、オリジナルのおかずがあるお店だったり。そのなかで僕が気になったのはハムエッグ。注文する機会があまりないメニューなのかなと思います。

ハムエッグ。ハムが2枚ペロン
でも、どこの食堂に行ってもだいたいあるんですハムエッグ。僕も大好きなのでたまに注文するのですが、おそらく僕みたいなおじさんに根強いファンがいるからじゃないかなと思います。なんだかそそられるんですよねハムエッグって。そして想像以上に美味い!! 焼き加減やハムの乗せ方、卵の数などはお店それぞれ。ハムが2枚ペロンとおおいかぶさって、ほとんど卵が見えないタイプもありました。シンプルだけど個性が出て奥が深いメニューだなと、あらためて思い知らされました。
*食堂への取材日記も公開中です! ぜひ記事の下のリンクをご覧ください。

ハムエッグへの熱い思いをありがとうございます……! なじみのある方もない方も思わず食堂へ走りたくなるハムエッグの場面をふくめ、登場するおいしそうな食堂のメニューはどうやって決めたのでしょうか?
基本的には原田がぐっとくるもの、描きたいものをたたき台にしてますが、登場人物に合わせて楽しく想像しながら決めています。
メニュー札はどんなラインナップにするか、値段もふくめて、みんなが思う大衆食堂らしさをイメージしながら熟考しました。
みなさんの心の中にある食堂と比較して読んでみても楽しいかなと思います。

今回は史上初(?)、原画をライブペイントで描かれることにも挑戦されましたが、いかがでしたか?
どうなるかと思いましたが、本当にやってよかったと思いました。ライブペイントすることによって、表現したかった躍動感を描くことができたしダイナミックに仕上げられて、活気あるにぎやかな食堂の絵になったと思います。
絵本ができあがっていかがでしょうか?
めちゃめちゃいい絵本になって最高です! 早くみなさんに読んでほしいです!
みなさんからの感想が届くのがとっても楽しみです。きょうはありがとうございました!



