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絵本&読み物案内

クリスマスまでの1年間、サンタさんは何しているの?『あのね、サンタの国ではね…』

2020.12.14

もうすぐクリスマス! サンタクロースがみんなの家に来る日も、あと少し。ところで、この日までの1年間、サンタさんが何をしているか、知っていますか? 『あのね、サンタの国ではね…』(黒井 健 絵/嘉納純子 文)では、サンタさんの1年間の過ごしかたを、月ごとに紹介しています!


1月も2月も、サンタさんはクリスマスの準備で大忙し!

 サンタさんがいるのは、北の果ての美しい森。ここに、たくさんのサンタさんが、なかよく住んでいるのです。一番大きくて、立派なおひげをはやしたサンタさんは、グランサンタとよばれています。
 
 1月、サンタさんたちは、新年のあいさつでグランサンタの家にあつまります。暖炉にはまきが燃え、テーブルにはお料理がいっぱい! 外はしんしんと雪がふっていますが、部屋の中はとてもあたたかです。


 2月には世界中の子どもたちから、お手紙が届きます。前の年のクリスマスプレゼントのお礼です。サンタさんは、1枚1枚ていねいに読んでいきます。
 
 3月、森の雪がとけると、はやくも今年届けるプレゼントづくりがはじまります! おもちゃの実がなる畑に水をやったり、プレゼントの材料になる流れ星をひろいに出かけたり……。そして、4月、5月と、少しずつ、次のクリスマスに向けた準備がすすんでいくのです。

もちろん、ひと休みの時間もあります! 北の国のみじかい夏には、海で楽しくあそびます。

 さて、さらにクリスマスが近づいてきたら、サンタさんはどんな日々を過ごすのでしょう? 子どもたちのもとへ出発する前には、どんな用意をするのでしょう? ぜひ本をめくって、確かめてみてください!
 

クリスマスがより楽しみになる一冊

 ページをめくるごとに1か月がすぎ、12月が近づいてきます。クリスマスまで、あと少し、あと少し……。サンタさんたちの過ごしかたをのぞける楽しさはもちろん、準備がすすんでクリスマスに向かっていくドキドキ感は格別! クリスマスがますます楽しみになる一冊です。
 
 この本はもともと、黒井健さんの提案から生まれたカレンダー商品でした。あるとき、それを買ったお客さんから、「子どもが大好きで、いつも壁からおろして絵本のように読んでいます。ぜひ本物を読みたいです!」という声が。そこで絵本として構成しなおして生まれたのがこの本です。
 お話の内容はもちろん、『ごんぎつね』や『てぶくろを買いに』の絵も手がける黒井さんの、あたたかくやさしい絵も見どころです。ぜひ、ゆっくりページをめくってながめてくださいね。
 
 今年もサンタさんたちは、子どもたちの元へ来てくれることでしょう。メリー・クリスマス!

 

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