授業中、おもいっきり鼻をすすったブタくんは、「しゅん!」。自分まですいこみ、鼻だけに!? 担任のオオカミ先生は(鼻になった)ブタくんをかかえて、病院へ向かいますが……。この後、衝撃の展開をむかえる本作について、作者の昼田弥子さんにお話を伺いました。
ブタくんが「しゅんしゅん」と鼻水を吸ったら、なんと鼻に吸い込まれちゃう……という、しょっぱなから衝撃の展開ではじまりますね。ストーリーの種はどんなふうに芽生えたのでしょう?
数年前に電車に乗ったとき、向かいの席の小学生くらいの男の子が豪快に鼻をほじっている姿(人差し指の第一関節くらいまで突っ込んでいた!)を見て、この子がこのまま自分の鼻に吸い込まれたら面白いな、と思ったところから生まれました。

それは衝撃的な光景でしたね笑。最近は良いオオカミが登場する絵本も多いので、オオカミが先生として登場してもノーマークだったというか……つぎの展開には、意表をつかれた感じがしました笑。
オオカミは肉食だからお腹がすいたら食べたくなるよな、と単純に考えていました。そこを面白がっていただけるんだと、こちらも新鮮な気持ちです。あと、子供のころ『かいじゅうたちのいるところ』や『おだんごぱん』(いずれも福音館書店刊)が好きだったので、その影響を受けているようにも思います。

楓真知子さんの絵ができあがってきて、いかがでしたか?
まず、色が素敵!と思いました。ブタくんが鼻だけになったシーンの背景のくすんだ緑色は、物語の展開のシュールさを際立たせ、オオカミ先生のセーターの赤色は、先生の内側に秘めた狂気を予感させるようでした。
また、お渡ししたテキストには書いていなかった、学校や町や先生の自宅の様子などが細かく書き込まれていて、拝見していて楽しかったです。自分では思いつかない世界観でした。
お気に入りのページはありますか?
先の回答でも触れた、ブタくんが鼻だけになったシーンです。初めて本画を拝見したとき、思わずフフッと笑ってしまいました。
さいごに、読者の方へひとことお願いします!
オオカミ先生は大事なブタくんを無事に助けられるのか!? 物語の行く末を見届けていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました!



