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子育てと絵本の相談室

なかなかむずかしい、トイレの練習…。トイレトレーニングに使われている絵本、紹介します!

2017.08.16

おむつの次にあかちゃんが挑戦するものといえば…、そう、トイレです。大きくなると、まるで元からトイレをつかっていたように、なんてことなくできるようになりますが、おぼえるまではなかなかむずかしいですよね。実はそんなとき、絵本がトイレトレーニングのつよーい味方になるのです!
今回はそんなトイレトレーニングをテーマに、絵本をご紹介します。
 

左から、『ノンタンおしっこしーしー』(キヨノサチコ 作)、『ひとりでうんちできるかな』(きむらゆういち 作)、『といれ』(新井洋行 作)。どれもトイレが登場しますが、切り口がちょっとずつちがいます!

トイレではなにをするのかな? 『ノンタンおしっこしーしー』で「しーしー」に親しむ!

 おむつのときは、あかちゃんも無意識にしているおしっこ。トイレではこの「おしっこ」をするんだよ、と伝えるために、まずは「しーしー」に親しみたいですよね。
 リズミカルな擬音が特徴のノンタン絵本の、
『ノンタンおしっこしーしー』(キヨノサチコ作、「赤ちゃん版ノンタン」シリーズ)では、ノンタンとなかまたちが、「しーしーしー」とおしっこをします。

ノンタンが「しーしーしー」の音をきき、なんのおと? と耳をかたむけます。

 

ぶたさんのしーしーの音でした! ぶたさんはおむつで、おしっこしーしー。



 くりかえしのことばが楽しく、おむつやおまる、そしてトイレと、ノンタンとなかまたちがいろんな方法でおしっこをしているので、まだおむつの子でも、ちょっとずつトイレに
親しめます
 
 
 ノンタンは、トイレにまにあわず、おもらしをしてしまいました! たいへん、たいへん。
 
 
 こんどはちゃんと、おしっこしーしー。なにごとにも失敗はつきものですよね。上手にできなくても大丈夫! いつかはできるようになるのです。「ノンタンと一緒におしっこしようね!」といって見たい絵本です。
 

トイレでは、うんちもするよ! うーんうーん…ふんばる練習にも! 『ひとりでうんちできるかな』

『ひとりでうんちできるかな』(きむらゆういち作、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ)は、しかけ絵本です。
ことりのピィちゃんやねこのミケがトイレにすわり、うーんうーんとふんばって、
 
 
 ページをめくると、おや、とってもいいうんち!
 
 
 この「うーんうーん」とふんばる動作について、愛読者はがきでこんな声をいただきました。
 
 「最近、トイレトレーニングを始め、おしっこは出来るようになったのですが、うんちはなかなかトイレで出来ず、この絵本を購入しました。さっそくトイレに座り、「うーんうーん」とがんばっています。まだ出ませんが、いいきっかけになっています!」(2歳・お母さまより)
 
 このふんばる動作、あかちゃんにはなかなかむずかしいようですが、まねして声に出しているうちに、ふんばることも覚えられるようです。
 本人が「こんなふうにやるんだな」とイメージを持ってトイレに向かうことで、よりスムーズにできるかもしれませんね。
 

トイレはこうやって使おう! トイレの形の絵本、その名も『といれ』

 最後にご紹介する『といれ』(新井洋行作、「あけてあけてえほん」シリーズ)は、たてに開く「トイレ型」(!?)の絵本! トイレに入ってから出るまでの動作を、ていねいに描いた一冊です。
 
 まずはトイレに行って、「といれさーん」。「はーい」とといれさんがお返事をしてくれます。
 
 
そうしたら、ふたを開けて…
 
 
おまるを乗せて、上にすわってうんちをして…
 
 
 最後は「みずさーん」、と水を流して、うんちさんにさようならをします。
 
 
 トイレにまだ慣れないうちは、あれっ、次はどうしたらいいの? とわからなくなるときだってあります。そんなときのために、大まかな流れを知っておくと安心ですね。
 このシリーズは、「といれさーん」「うんちさーん」とよびかけて、「はーい」と答えてもらう、というやり取りも魅力。言葉をかけあいながら読むと、より楽しく取り組めそうです。
 
 ちゃんとおむつを卒業できるかな…トイレでしてくれるかな…と、不安に思うことも多いトイレトレーニングですが、一緒に絵本を読んで、楽しみながらのりきりましょう!
 

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