「工作」というと、材料をあつめたり、広い場所を確保したりして、時間をかけて取り組むもの……というイメージはありませんか?
きょうご紹介するのは、材料も作る時間も「ちょこっと」なのに、遊ぶ楽しさが大きくて「びっくり!」という、工作絵本のシリーズです。対象は小学校低学年〜。夏休みの課題にもぴったりです!
身近にあるものがテーマなので、取り組みやすい!
「ちょこっとできる びっくり!工作」(立花愛子・佐々木 伸 著)は、全4冊のシリーズです。『わゴムのふしぎ工作』『ストローのふしぎ工作』『せんたくばさみのふしぎ工作』『かいちゅうでんとうのふしぎ工作』と、どれも身近にあるアイテムがテーマになっています。
いざ工作をしようと思ったとき、手に入れにくい材料や道具が多いと大変ですよね。このシリーズの工作には、その心配がありません。思い立ったときに、身のまわりのものを使って取り組めます。
こんなものが作れます!
では、実際にどんなものの作り方が載っているか、見てみましょう。
たとえば『わゴムのふしぎ工作』には、たこが8本の足を広げて回る「くるくるたこさん」、鳥が家をめざしてとぶ「ぎゅうにゅうパックのパチンコ」など、全部で13個の工作がでてきます。
これらはどれも、ねじれたときやひっぱって伸ばしたときに元に戻ろうとする、わゴムの特性を生かした工作です。
他の巻でも、使うアイテムの特性を生かした工作を、各巻13個ずつ紹介しています。
「のびちぢみストロー」。ストローの特性を使って息を吹きこみ、キリンの首をのびちぢみさせます。
「せんたくばさみブロック」。つなげるだけで、こ〜んなものもできちゃいます!
「ダンシングかげぼうし」。懐中電灯を照らすことでできる「影」で遊ぶ工作です。
それぞれの科学的な特性を知り、素材の力を生かして楽しめる
シリーズに出てくる工作は、どれもそのアイテムの元々の使い道、つまり「素材の力」を生かしたもの。工作に取り組むことで、何気なく使っていた道具の特性を改めて知り、見つめ直す機会にもなります。掲載されている工作を発展させて、さらなるアイディアが浮かぶこともあるかもしれません!
長いお休みを活用し、ぜひ実践してみてくださいね。