まわりのものを認識するようになったあかちゃんがする、「指さし」。見るものすべてが発見のあかちゃんは、いろんなものを指さしますよね。きょうご紹介する絵本『あ、あ!』は、まさにその、あかちゃんが指をさして言うことばがタイトルになった絵本です。
あ、あ! 男の子が指をさした先には……
絵本のあ、あ! と男の子が何かを見つけて指をさした先には…
男の子はまた、「あ、あ!」。今度はいぬさんの顔が見えました!
このように、あかちゃん「あ、あ!」から始まって、シンプルな「こんにちは」と「ばいばい」がくり返されます。ありさんや、人間のお友だちにも出会います。
「こんな絵本があったらいいな」を、幼稚園勤務などの経験がある作者の方が実現!
作者のねこしおりさんは、幼稚園やあかちゃん教室で働いた経験をお持ちです。書店員もされたことがあり、現在はそれを活かして書店のディスプレイをお助けする活動もされています。
いろいろな角度からあかちゃんや絵本に関わるなかで、「こんな絵本があったらいいな」という気持ちが芽生え、この『あ、あ!』を思いついたのだそう。そして、「指さし」を始めたくらいのあかちゃんが読むのにぴったりの、あかちゃん絵本ができました。
やさしい色合いで、手にとると気持ちもほっこり。何度も読み返したい一冊です。