『はらぺこあおむし』はどんなおはなし?
まずは『はらぺこあおむし』のストーリーをご紹介します。
日曜日の朝、ぽん! とたまごから、ちいさなあおむしが生まれました。あおむしはおなかがぺこぺこです。
月曜日には、りんごをひとつ。火曜日には、なしをふたつ。水曜日には、すももをみっつ食べましたあおむしは毎日たくさんたくさん食べ、気づけば、おおきくふとっちょになっていました。
さなぎになり、何日もねむったあおむしは、最後はうつくしいちょうちょになります。
愛される理由1:ページにあいた穴のしかけ
では、『はらぺこあおむし』がたくさんの子どもたちに愛されている理由を探ってみます。
1つめは、ページにあいた穴のしかけ。月曜日のりんご、火曜日のなし、それぞれの食べに、あおむしが食べた、
何をかくそうスタッフも、幼いころ何度も指を入れて遊びました。実家の絵本は修理を重ねて、セロテープだらけです!
愛される理由2:希望に満ちたストーリー
『はらぺこあおむし』のストーリーは、わかりやすくシンプルです。毎日たくさんの食べものを大きくなり、最後にうつくしいちょうちょになるという成長物語に、子どもたち重ねあわせ、しぜんと希望を持つことができます。
愛される理由3:おいしそうな食べ物、ゆたかな色彩
絵本に登場する食べ物は、どれもとってもおいしそう。りんごやいちごなど、身近なくだものもあれば、ケーキやアイスクリームといった子どもの大好きなおかし、ピクルスやさくらんぼパイなど、あまり食べなれないような食べ物もあります。それらをどんどん食べていく姿は、子どもたちの夢を叶えてくれているようです!
エリック・カールさんならではの、あざやかな色合いも魅力です。
愛される理由4:数や曜日がおぼえられる
お勉強の絵本ではありませんが、『はらぺこあおむし』の中には数字がさりげなく登場しています。
りんごをひとつ。なしをふたつ。すももをみっつ。いちごをよっつ……ひとつずつ食べるものの数が絵でしぜんに理解でき、数を楽しくおぼえられます。
魅力を知ると、もっと好きになる
スタッフも今まで何気なく読んでいた『はらぺこあおむし』。あらためて本をめくると、人気のひみつがたくさんつまっていました! これからもたくさんの子どもたちに読んでもらいたい一冊です。
作者のエリック・カールさんは、『はらぺこあおむし』のほかにもたくさんの絵本を描かれています。『はらぺこあおむし』のあとは、ほかの作品もぜひ読んでみてくださいね!
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