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作家が語る「わたしの新刊」

タイヤをつければなんでも車に!? たのしいのりもの絵本『バスまだかな』北村人さんインタビュー

2026.03.31

シンプルな線と軽やかなユーモアで人気のイラストレーター・絵本作家、北村人さん。『バス まだかな』は、そんな北村さんにとって意外にもはじめての“のりもの絵本”。制作のきっかけやお気に入りの場面、これから作ってみたい絵本についてお話を聞きました!

この数年でたくさんの絵本を刊行されていますね。
今回は、はじめての、のりもの絵本です。どのようにこの企画ははじまったのですか?

もともとはイラストレーションの仕事が中心で、絵本をやろうと強く決めていたわけではなかったんです。ただ、安西水丸さんや和田誠さんのように、イラストレーションと絵本を行き来する作家にはずっと憧れがあって。なので、機会があればやってみたいとは思っていました。

北村人さんのアトリエ

北村人さんのアトリエ

今回の作品については、もともと「いろんな車が出てくる話」のようなアイデアがあったんです。タイヤをつければなんでも車になるじゃないですか。そういう、絵としてのシンプルなおもしろさから考えはじめました。

最初はかなりグラフィック的な発想でした。でも、やりとりを重ねるうちにバスという形になったことで、「このバスにはどんな子たちが乗るんだろう」とか、乗る人や待つ人のことも自然と考えるようになって。そこから絵本として少しずつふくらんでいきました。

バスの絵本、というのは数多くありますが、あたらしい展開のバスの絵本になりましたね。こんなに楽しいバスがあるならぜひ乗ってみたい!

ありがとうございます。「実際にありそうなバス」というよりは、「こんなバスがあったらおもしろいよね」という感じで発想したので、読んだ人が「乗ってみたいな」と思ってくれたらうれしいです。

先ほど「乗る人や待つ人のこと」を自然と考えるようになったとおっしゃっていましたが、最後、バスにのるだけではなくて、待っている人がいる、というのも子どもたちにはうれしいですね

そうですね。乗りものの絵本ではあるんですけど、バス停で待つ時間のわくわくとか、乗っているバスを待っている人を想像するわくわくとか、そういうことも感じてもらえたらいいなと思っていました。

北村さんお気に入りのページはありますか?

絵としておもしろくできたかなと思うのは、毛糸のバスですね。素材の感じもありますし、形としても気に入っています。

あとは山のバスですね。あの大きな山に対して、ちょっと小さいタイヤがついている感じが自分でも好きなんです。山のバスはわりと早い段階から描きたいと思っていました。

これからつくってみたい絵本はありますか?

赤ちゃん絵本はやってみたいですね。物語のある絵本だと、どうしても説明的な場面が入ることもあるんですけど、赤ちゃん絵本だと、どのページをめくっても楽しい、全部がパンチラインみたいなことができる気がしていて。

ページごとに強さがあるというか、どこを開いてもおもしろい、そんな本を作れたらいいなと思っています。

ありがとうございました!

(おまけ)この本にはちょっとした仕掛けもあります。カバーを開くと、なんと一台の大きなバスに! ぜひお手にとってみてください。

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