生きものと目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している、たけがみたえさんの絵本『どきどきしてる』には、さまざまな生きものや自然の「どきどき」する瞬間が描かれています。嬉しかったり悲しかったり、感情をゆさぶられて「どきどき」するとき、ぜひひらいてほしい一冊です。

みんなみんな、どきどきしてる
まず登場するのは、コケコッコー! と大きな声で朝を知らせるにわとりです。朝一番に大きな声を出して、どきどき。

ページをめくると、次はさなぎ。もうすぐ羽化して蝶になりそうで、どきどきしています。そのまた次のページでは、動物園のぞうが、お客さんたちの前で大きなうんちをして、どきどきしています。
犬はいっしょうけんめい走って、どきどき。くじゃくは羽を広げて求愛のダンスをしながら、どきどき。いろんな生きものたちの、「どきどき」の瞬間が登場します。
どきどきしているのは、生きものだけではありません。山や海だって、どきどきしています。桜は、強い風がふいて、どきどき!

節目節目でひらきたい、勇気をもらえる一冊
嬉しかったり、怖かったり、悲しかったり、緊張したり……この世界には、どきどきがあふれているということが、ページをめくるたびにひしひしと伝わってきます。同時に、どきどきしているのは自分だけじゃない、みんなみんな、どきどきしているんだ! と安心し、勇気もわいてきます。
日々の生活の中で、いいときも悪いときも、どきどきする出来事はたびたび起こります。そんなときはこの絵本をひらいて、どこかで自分と一緒にどきどきしている生きものや自然のことを、思い出してみてください。たけがみたえさんの、まっすぐで力強く、美しくてやさしい木版画にも、パワーをもらえます。
▼制作の裏側を紹介した動画も、ぜひご覧ください!