お子さんに絵本の読み聞かせをしていると、すぐに、かじったり、なげたり、なめたり……。「いつのまにか、ページがやぶれてしまった!」「まだうちの子には、絵本は早いのかなあ?」お母さんたちと話をしていると、よく耳にする言葉です。でも、あかちゃんが絵本をさわったり、かじったりするのは、興味がある証拠なのかも? 絵本と友だちになる第一歩なのかもしれません。
とはいえ、やはりせっかく買った本、買ってすぐに、そして長く楽しみたいもの……!
そこで今日は、かんでもやぶれにくく小型の「ボードブック」をご紹介したいと思います!
ボードブックとは?
絵本はもともと、厚めの紙でできているのですが、ボードブックは、具体的にどんなものなのでしょうか? 通常の大きさのものと、「ボードブック版」の両方が出ている、『はらぺこあおむし』という絵本でくらべてみました!
こちらが通常版。
そしてこちらが、ボードブック版。
ボードブック版の紙は厚く、手ざわりは硬い、いかにも丈夫な感じです。はかってみたら、ボードブックは、1ページあたり1.5mmもありました。これなら多少はひっぱったり、かんだりしてしまっても、安心です!
具体的に、大きさはどのくらい違うのでしょうか?
くらべてみると、通常版は、横30cm、ボードブックは横18cmでした。
ボードブックの表面はなぜピカピカしているのか?
ところで。ボードブックを書店で見かけたことがあるよ! という方、ボードブックの表面ってピカピカしていませんか? たとえばこのように……
写真だと分かりづらいですが、通常版とくらべてみます。
すこしちがいが伝わるでしょうか……? 普通の絵本は「紙」の手ざわりなのですが、ボードブックは表面がつるつる、ピカピカしているのです。でもこれって、なぜなのでしょう? そして、なめても安全なのでしょうか?
ここはプロに聞くのが一番、ということで、書籍を印刷する紙の手配などを行っている製作部のスタッフに聞いてみました!
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ボードブックの紙は、なめたりかんだりしても安全なのでしょうか?
ボードブックの紙は、食品用パッケージにも使われている、蛍光染料を使わない安全な紙ですよ。
表面がピカピカしています。どうしてわざわざピカピカさせるのですか? 口にいれても大丈夫なのですか?
ボードブックは、書店のあかちゃん絵本コーナーに
ボードブックが作られる過程には2通りあります。最初からボードブックとして作られるものと、『はらぺこあおむし』のように、もともと大きい絵本があって、後にボードブック版も出るものです。大きい絵本も大きい絵本で、大画面の迫力の魅力がありますので、ご家庭で使いわけて楽しんでみてくださいね。
。そこへいくと、きっとたくさんのボードブックに出会えるはず。ぜひお気に入りのボードブックを見つけてみてください!
この記事にでてきた本
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ボードブックはらぺこあおむし