子どもたちが大好きな「くるま」が登場する絵本。実は、ひろく「くるま」の絵本といっても内容はさまざま。偕成社から刊行しているそれぞれの絵本についてもっと知っていただくために、ここでは一部の絵本に挟み込んでいる「くるまのえほん」ガイドブックに掲載している本をご紹介します。ぜひ本選びのご参考にしてみてくださいね。
「はたらくくるま」シリーズ
(三浦太郎 作)0歳から
はじめてのくるま絵本としておすすめの、小ぶりなサイズのシリーズ。「よいしょ」「まかせとけ」など声にだして楽しい言葉をくりかえしながら、それぞれのはたらくくるまが得意とする作業をシンプルに描きます。
『よいしょ』
はたらくくるまは力持ち! ダンプカー、ブルドーザーなど、重いものを「よいしょ!」ともちあげたり運んだりするくるまが登場します。
『とどくかな』
たかいところまで、「とどくかな?」。クレーン車やフォークリフトなど、人やものを上へ運ぶくるまたちが登場。
『まかせとけ』
「はこんでください」パワーショベルがすくった土を「まかせとけ!」と、ダンプカーが運ぶなど、2台のはたらくくるまがいっしょに仕事をするようすが描かれます。
「とびだす・ひろがる!えほん」シリーズ
(古川正和 作・構成/本信公久 絵)【1歳から】
クイズもとりいれながら、ダイナミックなしかけが楽しめる絵本シリーズののりもの編。子どもたちが大好きなのりものがたくさん登場します。
『とびだす・ひろがる!のりものえほん』
折りこまれたページをめくると、ショベルカーや消防車などが飛び出してきます。英単語つき!
『とびだす・ひろがる!のりものえほん2』
折りこまれたページをめくると、ミキサー車がクレーン車に変身したり、スペースシャトルが飛びだしたり! 思いがけないしかけが楽しい1冊。
「たんけんハンドル」シリーズ
(やおいひでひと 作)【2歳から】
『たんけんハンドル くるま』
本のまんなかに描かれたくるまのハンドルを持って、ジャングルを探検する、体験型ボードブックの絵本。ジャングルには険しい道や、思わぬ危険も潜んでいます。うまくきりぬけられるかな? 外食やお出かけのお供にもおすすめです。
「竹下文子×鈴木まもる のりもの絵本」シリーズ
(竹下文子 作/鈴木まもる 絵)【2歳から】
日常の風景のなかでくるまのお話がたのしめる、絵本シリーズ。メインのくるまの活躍はもちろんですが、道路を走るほかのくるまや、道を歩く人にもぜひ注目してみてください。きっと、さまざまな発見がありますよ!
『ピン・ポン・バス』
バスの始発から終点までを描く絵本。それぞれのバス停ではどんな人がのって、どんな人が降りるのかな?
『はしれ!たくはいびん』
おじいちゃんの畑でとれたりんごが家族のもとに届くまでの、宅配便の旅を描きます。それぞれの家でいろんな荷物を集めて、大きなトラックにのりかえて……!
『がんばれ!パトカー』
パトカーにのるおまわりさん。町のパトロールでは、どんな仕事をするのかな? 宝石強盗団を追跡する迫力のカーチェイスも描かれます!
『おはよう!しゅうしゅうしゃ』
読者のリクエスト多数で生まれた、ゴミ収集車の絵本。どうやって町中のゴミを集めるのかな? 集めたゴミはどうするの? みんなの知りたいことがぎゅっとつまっています。
いろいろな のりもののお話絵本
『クレーンクレーン』(竹下文子 作/鈴木まもる 絵)【3歳から】
ぼくの大すきなクレーン車は、はたらきもの。長く、たくましい腕で、工事現場の鉄骨や動物園のぞう、遠い国からきた大きな荷物を運びます。淡い色合いの絵が魅力の絵本。
『ぼくのしょうぼうしゃ』(竹下文子 作/鈴木まもる 絵)【3歳から】
ぼくがほしいのは小さな赤い消防車。火事を消すのはもちろん、どろんこのぞうを洗ったり、はしごを伸ばしてきりんとおしゃべりしたりできるんだ! 夢いっぱいの消防車の絵本!
『ざっくりぶうぶうがたがたごろろ』(神戸淳吉 文/エム・ナマエ 絵)【3歳から】
でこぼこ原っぱをたいらな運動公園にするためにはどうしたらいいのかな? ダンプトラック、ブルドーザー、ロードローラー、パワーショベルの4台の作業車が協力します。それぞれのくるまのはたらきもわかる、お話絵本。
『ブルくんダンプくん』(谷 真介 文/ 山本忠敬 絵)【5歳から】
負けず嫌いのダンプトラックのダンプくんと、ブルドーザーのブルくんは、いつも力自慢をしています。それぞれのくるまの役割や、構造もわかる楽しいお話です。
『ブルドーザーのガンバ』(鶴見正夫 文/高橋 透 絵)【5歳から】
使いふるされて道端に置き去りにされてしまった、はたらきものブルドーザーのガンバ。大雨の夜、男の子の命を救おうと、最後の力をふりしぼります。
「のりものくらべ」シリーズ
(相馬 仁 監修/元浦年康ほか 写真/ネイチャー&サイエンス 編・著)【小学校低学年から】
これはなんのくるまかな? クイズ形式でさまざまなのりものをくらべながら楽しむシリーズ。本物のくるまの写真をしっかりとみたいという子たちにおすすめです。のりものの種類、大きさ、重さ、速さなどもわかるデータつき。
『はたらく車』
路線バス、タクシー、平ボディトラック、ウォークスルー車、 ベンディングカー、キャリアカー、フォークリフト、コンクリートミキサー車などが登場。それぞれのはたらきについてくわしく解説しています。
『くらしをまもる車』
ポンプ車、はしご車、救急車、レスキュー車、パトロールカー、ごみ収集車、献血バス、移動販売車、テレビ中継車、ごみ収集車、給水車などが登場。関連するくるまも紹介しながら、それぞれのはたらきを紹介します。
「まえとうしろ どんなくるま?」シリーズ
(こわせもりやす 作・絵)【3歳から】
緻密なイラストで描かれたのりものを、前、後ろ、横からじっくりとながめられる絵本。それぞれのくるまのみどころと、解説もついているほか、はたらく人の姿も楽しめます。
『どうろこうじのくるま』
クローラ式油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、モーターグレーダー、ロードローラー、アスファルトフィニッシャー、タイヤローラの7つのくるまが登場します。
『きんきゅうしゃりょう』
パトロールカー、白バイ、ポンプ車、はしご車、救急車、高速道路のパトロールカー、レッカー車の7つのくるまが登場します。
『まちではたらくくるま』
路線バス、郵便車・郵便バイク、ごみ収集車、タクシー、馬運車、ロードスイーパー、高所作業車が登場!
『さいがいで かつやくする くるま』
救助工作車、中型水陸両用車(レッド・バスティオン)、排水ポンプ車、81式自走架柱橋、スーパーアンビュランス(特殊救急車)、給水車、野外炊具などが登場!
『のうぎょうのくるま』
トラクター、田植え機、スピードスプレヤー、軽トラック、ポテトハーベスタ、コンバイン、自走ロールベーラの7つの車が登場!
「エンバリーおじさんの絵かきえほん」シリーズ
(エド・エンバリー 作)【5歳から】
△◯◼️などの線や記号だけで絵がかけちゃう、たのしい絵の描き方を習える絵本シリーズ。
『のりものかけちゃうよ』
線や記号だけで、いろんなのりものを描いてみよう! 汽車やトラック、トレーラー
などたくさんの種類ののりものの描き方を紹介します。