小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
瀧羽麻子
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
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ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第10回
一年前の1月28日、一時帰国で早朝の羽田空港に着いた私は、朝9時からはじまる空港クリニックの診療受付を待っていました。数日前から何となく微妙だった腰痛が、ウィーンから羽田に飛ぶ11時間のフライトの間に悪化してしまい、応急処置を必要としていた…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第9回-1
スロバキアは今、8月末から徐々に始まったコロナ禍第2波の真っただ中で苦しんでいます(10月10日現在)。春から初夏の第1波の時は、感染者数も死者もすくなく、コロナ感染防止に関してヨーロッパの優等生と称賛されていたのに、その時の評価など木っ端…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第8回-2
9月になり大学の新学期が始まっても、アスファウは戻ってきませんでした。それから何カ月過ぎても彼は戻ってこないばかりか、何の連絡もありませんでした。
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第8回-1
3月半ば、スロバキアはコロナ感染拡大防止のため、緊急事態宣言発令しました。そして国境は封鎖され、基本的に、国内在住者は国外へ出ることができなくなりました。(5月後半から徐々に規制緩和がはじまり、7月半ば現在は以前のように戻っています。…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第7回
3月半ばに始まったロックダウンから、2ヶ月以上がすぎました。当初はまだ灰色だった野山にも、今はみずみずしい青葉がたっぷり繁り、我が家の庭の桜やプルーンは、満開だった花が散って、たくさんの青い実が育ち始めています。
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第6回
3月に入り、私の住む町ペジノクもずいぶん春らしくなってきました。冬の間アトリエの窓から見えていたモノクロの風景に、ふんわり黄緑と桃色のうすい膜をかけたようです。聞こえてくる小鳥たちのさえずりも愛の歌に変わりました。
今週のおすすめ
「ピーターと狼」という楽曲を知っていますか? ロシアの作曲家プロコフィエフが子どもむけに作曲した、音楽物語です。 この物語に絵本作家・降矢ななさんが、絵をつけたのが、絵本『ピーターとオオカミ』(プロコフィエフ 作/ 降矢なな、ペテル・ウフナ…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第5回
2020年の年明けを、私は、夫・ペテルの両親、兄姉夫婦など総勢15人とともに迎えました。スロバキア人は、クリスマスを家族で静かに祝う神聖な日として過ごし、大晦日は、親しい友人や家族たちと楽しくにぎやかにすごしながら新年を迎えます。
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第4回
キスラー・カプスタは、千切りキャベツの酸っぱい漬物です。ドイツのザワークラウトというとわかりやすいでしょうか。前回のエッセイで紹介したカプスニツァのメイン食材です。
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第3回
ブラチスラヴァ美術大学で、私はドゥシャン・カーライ先生の下、リトグラフを中心に版画を勉強しました。私が、はじめてカーライ先生の作品に出会ったのは、絵本の仕事をはじめて6年経った1990年のことです。チェコスロバキアの絵本を研究・翻訳されて…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第2回
「ドブルーフッチ!」とは、スロバキア語の「めしあがれ!」です。直訳すると「良い味を!」という感じ。つくった人や食卓に同席する人が、食べはじめる人に向かってかける言葉です。 このエッセイでは、中央ヨーロッパの一国、スロバキア共和国に暮らす降矢…
ドブルーフッチ!降矢ななのおいしいスロバキア第1回
「ドブルーフッチ!」とは、スロバキア語の「めしあがれ!」です。直訳すると「良い味を!」という感じ。つくった人や食卓に同席する人が、食べはじめる人に向かってかける言葉です。 このエッセイでは、中央ヨーロッパの一国、スロバキア共和国に暮らす降矢…
本のイベント
2018年5月10日(木)〜20日(日)、東京・神保町にある児童書専門店「ブックハウスカフェ」の2階で、「おれたち、ともだち!」シリーズ(内田麟太郎 作/降矢なな 絵)の20周年記念原画展が開かれました。 その期間中の5月16日(水)と18…
今週のおすすめ
ちょっと気弱な心やさしいキツネと、見た目は怖いけど本当は情にあついオオカミ。キツネが思いついたおかしな商売、1時間100円で友だちになる「ともだちや」で出会ったふたりは、今ではほんもののともだちです。そんな1作目の『ともだちや』から始まった…
とても面白かったです。1歳の息子も、ミニ版であればめくりやすく、綺麗な絵を指さして楽しそうにしていました。「100かいだて」シリーズは大人が読んでもわくわくできて、すてきです。(1歳・お母さまより)