朱川湊人
小手鞠るい
小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
瀧羽麻子
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
31件
編集部だより
こんにちは。編集部の早坂です。今回は、私が編集を担当した『ある晴れた夏の朝』(小手鞠るい 著/タムラフキコ イラスト)の原稿を依頼するにあたって、そのモチーフとなった人物と映画についてお話しします。
放課後の読書クラブ第12回 旅行記を読む 後編
写真家でもあり、冒険家でもあった星野道夫さんの文章を読んだことのある人は、多いのではないかと推察する。光村図書発行の国語の教科書「国語3」には、星野さんの著書『旅をする木』に収められている「アラスカとの出会い」が載っている。星野さんの撮影し…
放課後の読書クラブ第12回 旅行記を読む 前編
これまで、数えきれないほど多くの国へ旅をしてきたけれど、わたしはそれほど旅行が好きではない。どちらかと言えば、苦手な方である。それでも年に最低でも2度、海外旅行をする。
放課後の読書クラブ第11回 ノンフィクションを読む 後編
わたしの暮らしている村の名は、ウッドストックという。1969年、ヴェトナム戦争に反対する若者たち約40万人が集結した、ロックフェスで知られている土地だ。別名を「ロックの聖地」ともいう。
放課後の読書クラブ第11回 ノンフィクションを読む 前編
2年ほど前から「ゆめほたる環境読書感想文コンクール」の審査委員長を務めている。小学生から高校生までの(高校生を子どもと呼んでいいのかどうか、わかりませんが)子どもたちが本を読んで書いた感想文を、審査委員の先生方といっしょに審査し、最優秀賞作…
放課後の読書クラブ第10回 命の物語 後編
子どものころに読んで、激しいショックを受け、夜も眠れなくなり、しかし、こわいもの見たさで何度も何度も読みかえしてしまい、読みかえすたびに、背中をぞくぞくさせていた、世にも恐ろしいお話。
放課後の読書クラブ第10回 命の物語 前編
ドイツで育ち、現在はニューヨーク郊外で暮らしているという作家、リアノン・ネイヴィンのデビュー作『おやすみの歌が消えて』の原題は『Only Child 』である。Only childの意味を調べてみると「ひとりっ子」で、これがOnly a c…
放課後の読書クラブ第9回 恋の物語 後編
このエッセイを書くために、昔、読んだ恋の物語を読みかえしてみようと思いたち、本棚の前に立ってみた。わたしの本棚には、現代の作家の書いた恋愛小説がぎっしりと詰まっている。まさに、選りどりみどり。「恋愛小説書店」でもオープンできそうなほど。しか…
放課後の読書クラブ第9回 恋の物語 前編
先ごろ、こんなおたよりをいただいた。【小手鞠るいさん、はじめまして。私は京都に住む小学6年生です。読書が好きで、文章を書くことも好きです。わたしは書くことは好きだけど「書ける」と思うまでに時間がかかります。それに物語を書こうと思ってもネタが…
放課後の読書クラブ第8回 国語の教科書を読む 後編
50年前の教科書にも載っていて、50年後の教科書にも載っている作品を読んでみた。太宰治の『走れメロス』────光村図書発行の「国語2」では、第7章に当たる「7 表現を見つめて」の冒頭にこの小説の全文が掲載されている。
放課後の読書クラブ第8回 国語の教科書を読む 前編
大学を卒業したとき「これから先はもう、学校へ行かなくてもいいのだ」と思うと、うれしくて、たまらなかった。人に自慢できることではないとわかっているけれど、学校がきらいで、教室がきらいで、教室で受ける授業がきらいだったから、当然のことながら、教…
放課後の読書クラブ第7回 作家になるためには 後編
わたしの「好きなテーマ」で書かれている「好きな本」を3冊、紹介しよう。読んでも読んでも飽きることのない、何度も何度も読みかえしている3冊の本。
今週のおすすめ
読書の秋、いろんな作家の小説に出会ってみるのはいかがでしょうか? 「物語は4つの顔をもつ」は、人気作家24人の短い小説をテーマ別に6編ずつに分けた、4冊からなるシリーズです。
放課後の読書クラブ第7回 作家になるためには 前編
作家になりたい。わたしもそう思っていた。中学1年生のころからだった。文芸クラブの顧問の先生に作文をほめられて以来ずっと、将来の夢は「作家になること」だった。
放課後の読書クラブ第6回 作家が少年少女だったころ 後編
アンパンマンの生みの親であるやなせたかしは1919年(大正8年)に、高知県で生まれた。田辺聖子の誕生よりも、9年ほど前である。
放課後の読書クラブ第5回 犬の物語 後編
今年の2月に、森絵都さんにお目にかかることができた。森絵都さん、古内一絵さんとごいっしょに、「私たちの時代、私たちの表現」と題されたシンポジウムに、私も出席させていただいたのである。
放課後の読書クラブ第4回 伝記を読む 後編
去年、日本に帰国したとき(私はアメリカ在住です)高野山を訪ねた。高野山は、和歌山県の北部にある標高800メートルほどの平らな土地で、そのまわりを1,000メートル級の山々に取りかこまれている。
放課後の読書クラブ第4回 伝記を読む 前編
若いということは、それだけですばらしい。10代にもどりたい。青春時代にもどりたい。あのころにもどりたい。なんてことを、生まれてこのかた、私は一度も思ったことがない。
放課後の読書クラブ第2回 作家と再会する 後編
『金閣寺』を読みはじめると、わたしはたちまち、インドへ連れていかれる。ガッタン、ガッタンと、左右に大きく揺れながら、ゆっくりと走りつづけていく列車の振動が身の内によみがえってくる。あれから、30年以上が過ぎているというのに。
放課後の読書クラブ第2回 作家と再会する 前編
30代になったばかりのころ、バックパックひとつで、長い旅に出た。当時、就いていたふたつの仕事──学習塾の講師と書店でのアルバイト──を辞め、住んでいたアパートを引きはらって、身ひとつで日本をあとにした。
息子がおなかにいる時、エコーで見た顔がほげちゃんそっくりで(嬉しい!)それからずっと読み聞かせています。じいじ(私の父)が、ほげちゃんは悪いこともできちゃうから好きだ!と、大笑いして孫(私の息子)に読む様子に、会えなかった月日が溶けていくようでした。ほげちゃん、いつもありがとう!(0歳・お母さまより)