小手鞠るい
村中李衣
竹田津 実
瀧羽麻子
富安陽子
たかどのほうこ
岡田 淳
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放課後の読書クラブ第11回 ノンフィクションを読む 前編
2年ほど前から「ゆめほたる環境読書感想文コンクール」の審査委員長を務めている。小学生から高校生までの(高校生を子どもと呼んでいいのかどうか、わかりませんが)子どもたちが本を読んで書いた感想文を、審査委員の先生方といっしょに審査し、最優秀賞作…
放課後の読書クラブ第10回 命の物語 後編
子どものころに読んで、激しいショックを受け、夜も眠れなくなり、しかし、こわいもの見たさで何度も何度も読みかえしてしまい、読みかえすたびに、背中をぞくぞくさせていた、世にも恐ろしいお話。
放課後の読書クラブ第10回 命の物語 前編
ドイツで育ち、現在はニューヨーク郊外で暮らしているという作家、リアノン・ネイヴィンのデビュー作『おやすみの歌が消えて』の原題は『Only Child 』である。Only childの意味を調べてみると「ひとりっ子」で、これがOnly a c…
放課後の読書クラブ第9回 恋の物語 後編
このエッセイを書くために、昔、読んだ恋の物語を読みかえしてみようと思いたち、本棚の前に立ってみた。わたしの本棚には、現代の作家の書いた恋愛小説がぎっしりと詰まっている。まさに、選りどりみどり。「恋愛小説書店」でもオープンできそうなほど。しか…
放課後の読書クラブ第9回 恋の物語 前編
先ごろ、こんなおたよりをいただいた。【小手鞠るいさん、はじめまして。私は京都に住む小学6年生です。読書が好きで、文章を書くことも好きです。わたしは書くことは好きだけど「書ける」と思うまでに時間がかかります。それに物語を書こうと思ってもネタが…
放課後の読書クラブ第8回 国語の教科書を読む 後編
50年前の教科書にも載っていて、50年後の教科書にも載っている作品を読んでみた。太宰治の『走れメロス』────光村図書発行の「国語2」では、第7章に当たる「7 表現を見つめて」の冒頭にこの小説の全文が掲載されている。
放課後の読書クラブ第8回 国語の教科書を読む 前編
大学を卒業したとき「これから先はもう、学校へ行かなくてもいいのだ」と思うと、うれしくて、たまらなかった。人に自慢できることではないとわかっているけれど、学校がきらいで、教室がきらいで、教室で受ける授業がきらいだったから、当然のことながら、教…
放課後の読書クラブ第7回 作家になるためには 後編
わたしの「好きなテーマ」で書かれている「好きな本」を3冊、紹介しよう。読んでも読んでも飽きることのない、何度も何度も読みかえしている3冊の本。
今週のおすすめ
読書の秋、いろんな作家の小説に出会ってみるのはいかがでしょうか? 「物語は4つの顔をもつ」は、人気作家24人の短い小説をテーマ別に6編ずつに分けた、4冊からなるシリーズです。
放課後の読書クラブ第7回 作家になるためには 前編
作家になりたい。わたしもそう思っていた。中学1年生のころからだった。文芸クラブの顧問の先生に作文をほめられて以来ずっと、将来の夢は「作家になること」だった。
放課後の読書クラブ第6回 作家が少年少女だったころ 後編
アンパンマンの生みの親であるやなせたかしは1919年(大正8年)に、高知県で生まれた。田辺聖子の誕生よりも、9年ほど前である。
放課後の読書クラブ第5回 犬の物語 後編
今年の2月に、森絵都さんにお目にかかることができた。森絵都さん、古内一絵さんとごいっしょに、「私たちの時代、私たちの表現」と題されたシンポジウムに、私も出席させていただいたのである。
放課後の読書クラブ第4回 伝記を読む 後編
去年、日本に帰国したとき(私はアメリカ在住です)高野山を訪ねた。高野山は、和歌山県の北部にある標高800メートルほどの平らな土地で、そのまわりを1,000メートル級の山々に取りかこまれている。
放課後の読書クラブ第4回 伝記を読む 前編
若いということは、それだけですばらしい。10代にもどりたい。青春時代にもどりたい。あのころにもどりたい。なんてことを、生まれてこのかた、私は一度も思ったことがない。
放課後の読書クラブ第2回 作家と再会する 後編
『金閣寺』を読みはじめると、わたしはたちまち、インドへ連れていかれる。ガッタン、ガッタンと、左右に大きく揺れながら、ゆっくりと走りつづけていく列車の振動が身の内によみがえってくる。あれから、30年以上が過ぎているというのに。
放課後の読書クラブ第2回 作家と再会する 前編
30代になったばかりのころ、バックパックひとつで、長い旅に出た。当時、就いていたふたつの仕事──学習塾の講師と書店でのアルバイト──を辞め、住んでいたアパートを引きはらって、身ひとつで日本をあとにした。
放課後の読書クラブ第1回 木の物語 前編
青い瓦屋根の小さな平屋。マッチ箱のような形をした家だった。ガラガラと横にあける玄関の引き戸。部屋はふたつきり。まわりには、似たような家がずらりと立ちならんでいた。
今週のおすすめ
「とにかく文章を書くことが好き」という、作家の小手鞠るいさん。絵本から文芸書まで、幅広い分野で数多くの作品を手がけ、活躍されています。 今回ご紹介する『放課後の文章教室』は、そんな小手鞠さんが、若い読者からの文章に関する質問や悩みに答える、…
今週のおすすめ
8月15日は、終戦の日。そして8月6日、9日は、広島・長崎に原爆が投下された日です。毎年8月になると、多くの人が「戦争と平和」について考えます。 偕成社でも、戦争と平和をテーマにした本を多数刊行しています。きょうはその中から、それぞれちがう…
絵のたのしみ方を知らずに大人になった私ですが、子どもたちには絵(限らず様々なものに幅広く)に触れる機会を作ってやりたいと思っていました。その折にこの本のことを知り購入しました。4歳の娘用に買いましたが、0歳の長男がくいいるように絵のページをみていて驚いています。じっくりゆっくり楽しませて頂きます。(4歳、0歳・お母さまより)