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「どろぼう絵本」の代表作のひとつ!? あつめた宝のすてきな使い道とは?『すてきな三にんぐみ』

偕成社はどんな本をだしているの? ときかれたら、10本の指に必ず名前があがる絵本『すてきな三にんぐみ』(トミー・アンゲラー 作/今江祥智 訳)。発売は50年以上前。累計部数100万部を超える、長く、たくさんの方に愛されている「どろぼう絵本」です。

黒いマントを着て、闇夜に生える白目でぐっとこちらをにらむ男たち、そして手にはまさかり。ちょっとこわい表紙ですが……でも実は、とっても「すてきな」三にんぐみのお話なのです。

黒いマントに黒ぼうし。3つの「おどし」道具。これが、どろぼう三にんぐみ!

 黒いマントに黒ぼうしのどろぼう三にんぐみ。夜になったら山からえものの馬車を探しにやってきます。ターゲットが決まれば、手順はいつものとおり。まずはこしょう・ふきつけで、馬の眼をつぶし、お次はまさかりで、馬車の車輪をまっぷたつに。最後にらっぱじゅうで、乗客をおどせば……たちまちみな、降参! どんな人もこの三にんぐみに出会ったら、ひとたまりもありません! 

 こうして三にんぐみは、馬車からうばった宝を、せっせと山にはこんで集めていました。

うばった宝の使い道は?

 ある夜、このどろぼう三にんぐみが出会ったのは孤児のティファニーちゃん。これからいじわるなおばさんとくらす予定だったティファニーちゃんは、それよりこのおじさんたちの方がおもしろそう! と、よろこんで山へついていきました。そこで、宝がぎっしりつまった箱をみつけ、素直にひとつの質問をします。「これ、どうするの?」

 ところが、三にんぐみは宝をあつめることにばかり夢中で、その使い道は考えていなかったのです。そんなわけで、ティファニーちゃんみたいな、ひとりぼっちの子どもたちが楽しくくらせるお城を買うことに!  

斬新な色づかいと、ストーリー

 カラフルな絵本が多いなかで異彩をはなつ、ダークな印象の『すてきな三にんぐみ』。ページを開けば、黒、赤、青が映える斬新な色づかいで、読者を一気に「三にんぐみ」の世界へ誘います。宝をうばうけれど、使い道を考えていなかったなんて、おかしなどろぼうですね。馬車をねらうということは、もしかしてお金持ちばかりを選んでいたのでしょうか? いろいろと想像のふくらむ1冊です。

 最初はこわごわ開いた絵本も、閉じるころには、表紙の三にんの顔がすっかり「すてき」にみえてくると思います!


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今日の1さつ

絵がていねいに描いてあり大切に食べてもらいたい野菜たちの気持ちが伝わります。残さず使い切りたいと思いました。いいお話ですね。大人が読んで考えさせられました。(読者の方より)

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