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本のイベント

『ふたつでひとつ』出版記念トークイベント「絵本と片手袋の不思議な関係」にいってきました!

東京根津にある書店「ひるねこBOOKS」で、2017年11月12日(日)、「絵本と片手袋の不思議な関係」というイベントが行われました。絵本『ふたつでひとつ』(かじりみな子 作)の出版記念のイベントです。絵本作家と片手袋研究家の、異色のコラボが実現しました…!

新刊絵本『ふたつでひとつ』を朗読する作者かじりみな子さん(左)と片手袋研究家石井公二氏(右)

 片手袋研究家として活動している石井公二氏によると、道端に落ちていたり拾われて置いてあったりする片方の手袋の状態は、何種類かに分類できるそうです。そしてまた、「手袋」はさまざまなメディアや芸術のモチーフとなり、創作物のキーアイテムとなっているとのこと。

 ということで、映画・アニメ・アート・写真などのジャンル別に分類された片手袋登場一覧表が配布され、一同は興味津々! その中に堂々と分類されているのが「絵本」。テレビ出演やアート展などで片手袋の魅力を発信している石井氏ですが、今振り返ると幼少期に読んだ絵本『てぶくろ』(福音館書店)の記憶が活動のきっかけになったそうです。そして、絵本『ふたつでひとつ』の作者、かじりみな子さんも幼少期に同じ絵本を読んだという話から話が盛り上がり、イベントは第2部の絵本トークへ。

 実は…、とかじりさんが見せてくださったのは、子どもの時に初めて描いた絵本。

ご実家のお母様が大切にとっておいてくださったという、貴重な手作り絵本を見せてくださいました!

 そこに描かれていたのは、手袋と動物たち。絵本作家かじりさんの原点に手袋があったというお話を聞きびっくり。また、今回の新刊絵本『ふたつでひとつ』も、ご自身の手袋を失くした実体験から生まれたそうです。その後、ストーリーを何年もあたためられて、最終的に子育て中の体験やご自身の様々経験なども加わり、この絵本が完成したというお話を伺いました。

絵本『ふたつでひとつ』の原画に参加者一同釘づけになりました。

 そして、かじりさんの絵本デビュー作『ゆきがふるまえに』にも片方の手袋がでてくる!と石井氏。その他にもさまざまな手袋絵本があるということで、石井氏の収集した手袋絵本の紹介もありました。一口に「手袋絵本」といってもお話の内容は様々なのですね。

 絵本『ふたつでひとつ』の製作秘話や尽きることのない片手袋愛が絶妙なトークで絡み合い、終始笑いの絶えないイベントとなりました。ご参加頂いた皆様、ひるねこBOOKS様、ありがとうございました。

 

~おまけその1~

『ふたつでひとつ』の製作中に、かじりさんが偶然にも石井氏の出演した「タモリ倶楽部」の片手袋特集をご覧になったとのこと! これも何かの縁だったかもしれません。

~おまけその2~

イベント当日、手作りの「手袋ピアス」をつけていらしたかじりさん。なんと、会場に到着する前に片方のピアスをどこかに落としてしまったとか。どこかに落ちている小さな片手袋ピアス。そこからまた新たな物語がうまれているかもしれませんね。

(販売部 高安)


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今日の1さつ

子どもが2歳になり、急にのりものが大好きになりました。この本は同じく車が大好きだった私の弟が小さい頃気に入って毎日読んでいたもので、私も一緒に見ていたのでとても懐かしかったです。もちろん子どももすぐに気に入り、毎日のように寝る前に読んでいます。(2歳・お母さまより)

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