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偕成社文庫100本ノック

第41回(プレイバック中!)

大おばさんの不思議なレシピ

『大おばさんの不思議なレシピ』柏葉幸子 作/児島なおみ 絵

 ぶきっちょな美奈はある日大おばさんのレシピノートを発見!
 お料理やお裁縫、家庭薬の作り方まで、イラスト入りで載っているレシピです。美奈は早速レシピに載っていた「星くず袋」を作ってみることに……でもこのレシピには不思議な力があって…?

 私も主人公美奈と同じく手先が不器用なので、うんうんわかる! と親近感を感じながらページをめくりました。
 でも美奈は負けん気が強くて前向き。
 不器用だけれど、不器用だからこそ、「毎日すこしずつ練習すれば、なにかつくれるようになれるかもしれない」と思っています。
 それでいてそそっかしく大雑把で、良い具合に開き直っているところにも、勇気付けられ、読んでいると元気がもらえます。

 そしてそして、この作品の魅力の一つはなんと言っても、レシピのネーミング!
 星の刺繍が入った黒のベルベットの巾着袋が「星くず袋」だなんて!
一体どうして?と気になり、自分でも作ってみたい!と思わずにいられません。どのレシピも作り方や材料はごくごく普通、というところも魅力的。
 ほかにも「魔女のパック」「姫君の目覚まし」「妖精の浮き島」といった夢が広がるすてきなレシピにまつわるお話が入っています。
 私も大おばさんのノートがほしい!

 名前も変わっているこのレシピですが、冒頭でご紹介したとおり、ただのレシピではないのです。
 美奈がレシピに載っているものを作ると、時々不思議な世界にワープしてしまい……。
 レシピで作られたアイテムやお料理が、この不思議な世界ではどんなふうに使われるのか? 私たちの世界とはまったく違う、予想外の使用方法で活躍するところもお話を読み進めるうえで楽しい部分です。(今度は一体なにに使われるの?! とうずうず。)
 美奈のちょっと適当だけれど、正直でまっすぐな頑張り、持前のキャラクターで問題を解決していく姿に、ハラハラさせられつつも顔がほころんでしまいます。

 解説は子どもの頃、柏葉幸子さんの作品が大好きだったという松田青子さん。こちらの解説は文庫版でしか読むことができません!
 表紙と挿絵は児島なおみさんで、これまたお話に見事にマッチしていて、表紙を見ているだけでワクワク、この世界に飛び込んでみたい! という衝動が湧き上がります。
 さあ、あなたも美奈といっしょに心ときめく不思議でかわいらしい世界を冒険してみませんか?

(販売部 岩澤)

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大好きなノンタンが、楽しい仲間たちと本を通してたくさんの遊び、ルール、マナー等を教えてくれて、それも楽しくあきなくて。大切なお気に入りの1冊となりました。ノンタンは永遠の友達であり、エネルギーの源ともなりそうです。(2歳・ご家族より)

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